2014年6月7日土曜日

英学塾5月の定例会のテーマ


毎月開かれる講師全員参加の定例会では、全生徒さんについて、各担当講師から状況報告があります。英語の力がついてきた、やる気が出てきた、成績が上がった、といった嬉しい報告から、今、こういう課題があるけれど、何かいい取組み方はないかという相談まで、内容は実にさまざまです。

そんな中で、小学校からの英語教育は有効かという話が今月は話題になりました。英学塾では4月から中一生向けにスタートダッシュクラスという特別授業を始めています。学校では教えない、英語の音の法則や、英語と日本語の違いなどを、スタート時にしっかり教え、英語の全体像を示しつつ、細部をしっかり教えよう、という新たな取り組みです。

4月から二か月経ち、中一生はすでに英語の発音には「リエゾン」や「音の脱落」などの癖があることを知り、ディクテーションをしてもかなり正確に英語の音が聞けていることがわかってきました。

では、これを小学校高学年でやるのはどうだろうという話になったわけです。現在多くの小学校が英語の授業でやっているようなゲームや歌ではなく、英語の音をしっかり身に着けること。英会話ではなく、「サウンド」、つまり音の癖やフォニックスを。

日本に居ながらにして英語が上手になるには、小学校から週に12回英会話をやるくらいでは、まったく焼け石に水。それどころか文法を軽んじるようになり、逆効果の面も大きいかもしれない。それならば、しっかりと「英語の音」を知ることに集中するほうが、大きな成果が得られそうです。

英学塾では小学校高学年は「英語の音」に特化したクラスなら、開講する意味があるね、という結論に達して今月の定例会を終えました。

 

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