土曜日、洗濯を干しながら大好きな映画を見る。
いや、見るというよりは、聞く。洗濯を干しながら、シャドーイングだ。
もう何十回見ただろう。セリフはほとんど頭に入っている。
なかなか最初はうまく一緒に言えないけれど、今日はなんだかスムーズだ。ちょっとした女優気分で、声のトーンを上げてみたりもする。
これは英語の勉強法としては、楽しくもあり、効果もありで、大のお薦めではあるけれど、何十回見ても飽きない映画に出会えるかが、最大の問題かもしれない。
ちなみに私のは、ノッティングヒルの恋人です(*^^)v
2014年6月7日土曜日
遅ればせながら、卒塾パーティ
リスニング勉強法を教えてください。
最近、英学塾にも社会人の方からのTOEICに関する問い合わせが増えています。急に730点を取るように言われたという人も、今更ですよね、といいながらも、久しぶりの英語の勉強は楽しいと、毎週宿題もしっかりやっての来塾です。
授業中、TOEICのリスニング問題に取組みながら、「今の子供たちは幸せですよね。大学入試でもリスニング問題が増えているというし、きっと授業でもしっかりリスニングをやって、大人になってからTOEICのリスニングに苦労するなんてことはないんでしょうねー」という話になりました。
ところがまったくそうではありません。確かに、高校受験、大学受験のいずれにもリスニング問題は増えています。けれども授業でリスニングをどう教えているかというと・・・。ほとんどの学校でまったく教えていないというのが現状です。確かに英会話のクラス(コミュニケーション、表現、オーラルなど、呼び方は学校によってさまざまですが)はあり、多くの場合ネイティブの先生が来られていますが、その内容というのは、ほとんどがちょっとした会話やゲーム、時には、その授業で文法を集中的にやっている学校もあります。リスニングのためと、教科書のCDを配布されている場合もたくさんありますが、それを学校の授業のなかできちんと活用しているところはほとんどありません。
つまり、リスニングを強化するという授業は、ほとんどの学校がやっていないというのが現状です。日本では、リスニングの教え方がまだ確立されていないのではないでしょうか。
英学塾で教えている、英語の音の癖や、発音、フォニックス、そしてシャドーイングなどを、もっともっと多くの学校が取り入れるようになるのは、いつのことなのでしょう。
英学塾5月の定例会のテーマ
毎月開かれる講師全員参加の定例会では、全生徒さんについて、各担当講師から状況報告があります。英語の力がついてきた、やる気が出てきた、成績が上がった、といった嬉しい報告から、今、こういう課題があるけれど、何かいい取組み方はないかという相談まで、内容は実にさまざまです。
そんな中で、小学校からの英語教育は有効かという話が今月は話題になりました。英学塾では4月から中一生向けにスタートダッシュクラスという特別授業を始めています。学校では教えない、英語の音の法則や、英語と日本語の違いなどを、スタート時にしっかり教え、英語の全体像を示しつつ、細部をしっかり教えよう、という新たな取り組みです。
4月から二か月経ち、中一生はすでに英語の発音には「リエゾン」や「音の脱落」などの癖があることを知り、ディクテーションをしてもかなり正確に英語の音が聞けていることがわかってきました。
では、これを小学校高学年でやるのはどうだろうという話になったわけです。現在多くの小学校が英語の授業でやっているようなゲームや歌ではなく、英語の音をしっかり身に着けること。英会話ではなく、「サウンド」、つまり音の癖やフォニックスを。
日本に居ながらにして英語が上手になるには、小学校から週に1,2回英会話をやるくらいでは、まったく焼け石に水。それどころか文法を軽んじるようになり、逆効果の面も大きいかもしれない。それならば、しっかりと「英語の音」を知ることに集中するほうが、大きな成果が得られそうです。
英学塾では小学校高学年は「英語の音」に特化したクラスなら、開講する意味があるね、という結論に達して今月の定例会を終えました。
言葉は変わっていく
つい先日、「call someone」 を「~(人)に電話をかける」という意味だと教えたら、相手の中学生から「はあ??」という返事が返ってきた。
「電話をかけるって、言うでしょ?」と言ったら「水をかける、みたいな?」と聞いてくる。どうも、聞いたことがないらしい。
生まれたときから携帯電話を見ている子供たちだ。「電話する」のほうがふつうらしい。
次からはcall someone = ~(人)に電話する と言うことにしようかな。(静保)
いよいよ、スタートダッシュコース、スタート!
いよいよスタートダッシュコース第一期生の授業が始まりました。
今まで個別指導で接してきた幅広い学年、年齢層の生徒さんたちとの授業を通して、最初がいかに肝心かを思い知らされた私たちが考えに考えて作ったクラスです。
第一期生は全員が私立中学の生徒たち。うち二人の学校はかなりレベルの高いテキストを使用します。
スタートダッシュコースでは、基本的なNEW CROWN を使いますが、「品詞の概念」や「英語の音のルール」など、絶対にはずせない基本的なことから始めて、『ダッシュ』にふさわしくどんどん進めていく予定です。
文法事項は、中2の終わりまでに中学3年までの内容を終わらせ、そこで英検3級に届くように進めます。中3の初めに高校の内容である仮定法までを済ませて、そのあとは内容のある長文を読んだり、自分で文章を書いたりできるようにしたいですね。もちろん、その間ずっとリスニング、音読、シャドーイングなどは並行してやります。中3の間に英検準2級が目標です。
家でも相当がんばって勉強してもらうつもりです。だって外国語なんですもん。一週間に一回習いに行っただけで英語ができるようになるわけがない!でしょ。
教える私たちも、この子たちの成長がとても楽しみです。
一緒に頑張ろうね!!
英会話と英文法は同じなのに
今日の英会話の授業、仮定法過去完了をやった。
同じ学校にいってなかったら、友達になってなかったよね!
という文。
If we hadn't gone to the same school, we would have never been
friends!
もし私たちが同じ学校にいっていなかったら、私たちは決して友達になってはいなかったでしょう。
最初の言いたかった文と、訳文にはかなりの差がある。訳文のほうはあまりに丁寧だ。だから生徒さんからこんなコメントが・・・
「こんなていねいに普通しゃべらないでしょう。こんなの会話では使わないから、もっとカジュアルな言い方―元の文ーの話し方を教えてもらえませんか」
そ、そうか、日本語は同じ内容のことでも、丁寧な話し方(あるいは書き言葉)から、すごくカジュアルな話し方まで、言い方にはかなりのグラデーションがある。だから、みんな英語もそうだと思ってるんだ。
違うんです!英語は文章に書くようなきちんとした内容を伝える文章も、仲のいい友達と話す文章も、同じ!同じなんです!
仮定法過去完了なんて、普段の会話でいっぱい使われている表現です。普通の英会話です。きっと仮定法過去完了なんて、英文法の世界にだけ存在していると思っているのかもしれませんが、全然そんなことはありません。
英文法イコール英会話、このことを日本人が本当に知ったときに、日本人の英語能力がグー――――――――――ンと、伸びるのかもしれませんね。
堅牢な土台を作ろう
英学塾には中学一年生から50代の看護師さんまで、いろいろな方がいろいろな目的のために勉強に来られています。学校のテスト対策、大学受験、TOEIC、英検、ビジネス英語、英会話、旅行英語、最近はオリンピックに向けてボランティア通訳になりたいからという目的の方もいます。開塾して10年、いろんな英語の勉強を通じて、どんな目的に向けても必ず成果を挙げるための勉強方法は・・・『中学英文法』、つまり基礎、土台、それしかないことがわかりました。国宝級の職人さんが、「型破り」な作品で人々を圧倒していると評された際に、「型破り」になれるのは、「型」を徹底的にマスターしてこそだと話されていました。深く感銘を受けました。英語の「型」は中学英文法。英学塾では徹底的に「型」にこだわった授業を展開していきます。そしてその「型」を学ぶための最良の方法を提案していきたいと思います。
2014年、英学塾の新しいフェーズがスタート
世界への入り口―初めの一歩をここで踏み出そう
中学英語がすべての基本と捉え、中学英語を文法、音、文脈のあらゆる角度から完璧にマスターするコースを始めます。また既存のコースでもそれを目指して、きちんとしたテキストも一年かけて作成します。英学塾も今年で10周年、次の新たなる10年に向けて、みんなで鋭意努力していこう。
私たちが未来にどんなバトンを渡すのか、英語を教える塾としての責任を果たしたいと思います。
夏休みの次は勉学の季節
暑い夏が終わりました。この夏の英学塾は高3生の頑張りが熱かった。
来春のさくら咲くを目指して、地道に歩を進めたみんな、お疲れ様。あと数ヶ月、がんばれ。
400時間勉強マラソンスタート!!MT
来春のさくら咲くを目指して、地道に歩を進めたみんな、お疲れ様。あと数ヶ月、がんばれ。
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