2015年1月14日水曜日

最近のニュースからの気になる表現。

こんにちは!

英学塾で主に高校生を担当しているTです。初登場です。(実は講師陣の中で一番年下です)

私は主に、映画やドラマやニュースの中で、私が面白いなと思った英語の表現を紹介していこうと思っています。よろしくおねがいします!

さて、最近のニュースの中で、一番世間をにぎわしたのがフランスの風刺新聞社襲撃事件ですね。犯人たちは、新聞社襲撃の後、人質を取って2箇所に立てこもり、その後フランス特殊部隊によって射殺されました。本当に恐ろしい事件でした。

このニュースを英語で聞いていると、しきりに 'at large' という言葉が聞こえてきました。そう、まだ数人のテロリストたちが「逃走中」だというのです。 at large =「〈危険な人、動物が〉監禁されないで、つかまらないで、自由で」(ジーニアス英和辞典)

では、なぜ large = 「大きい、広い」という単語を使った熟語である at large が「逃走中」という意味になるのでしょうか。

不思議に思った私は、ちょっと調べてみました。その結果、large という単語がはじめて使われたのは12世紀。起源はラテン語のlargus であるということがわかりました。おそらく1066年の《ノルマン征服》で入ってきた単語なのでしょう。 このラテン語 largusの意味の中に「豊富な」とか「自由な」というのがあるのです。だから、現代の英語のlarge にも「自由な」というニュアンスが残っているのでしょうね。

large = 「自由な」というのもなんだかぴんと来ませんが、at large = 「逃走中」は、いつだったかの英検2級の問題にも出ていましたから、英検2級を受けるつもりの方はぜひ覚えておきましょう!もちろんそれ以外の人もね!

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