2018年8月20日月曜日

文字を書く濃さとスピード

この夏の演習も今週金曜日で終了。4週間の間、ほぼ毎日数時間ずつ来た生徒もいれば、数回で終わってしまいそうな生徒もいる。
演習が終わるころにはっきりと違ってくるのが、成果があがった生徒の文字の色だ。

最近は鉛筆Bを使う生徒が普通だと聞く。私たちのころは(数十年前!)はHBだった。
もちろん体力的な違いや鉛筆の握り方の違いもあるのかもしれないが、一生懸命自ら学ぼうと
して書いている文字は力強く、濃くなっていく。
それが生徒も自分でもわかるらしく、「先生、この字を見てくださいよ。この字からかなり真剣に問題に取り組んだってわかるでしょう」と言ってくる。確かにそうだ。残念ながら、それでも間違っていることもあるけれど、そういうときは必ず惜しい間違い方をしているから、「これは本当に惜しい!!」と伝えて、丁寧に説明する。

そしてもう一つはスピードだ。英語は慣れれば慣れるほど、文字を書くスピードがあがっていく。
きれいに早く書ければかけるほど、試験でも徳だし、何よりも勉強することが苦にならなくなる。
この一夏で、本当に英語をたくさん書いた生徒たち、英語を書くスピードがあがったこと、じぶんでもわかったかな。

英語を書くことの負荷が小さくなればなるほど、英語への親しみが増すよ!

英語の土台は品詞と文型

英学塾は「英語の土台を作る塾」だ。
でもよく「土台」ってなんですか?と聞かれる。それは、語彙?文法?会話?読解?・・・・

私たちはそれを「品詞と文型」だと考えています。
中学一年生から60代まで、多世代、多様な塾生と一緒に勉強してきてわかったことは、品詞と文型の関係をきちんと把握できると、必ず英語が得意になること。
そのためには、まず単語を見たときに、それが名詞なのか、動詞なのか、形容詞、副詞、接続詞、はたまた前置詞・・・がわかる必要があります。
辞書を引くときは、必ず品詞をチェックする癖をつけること。高校生になるともうそれが面倒になってしまうので、とにかくやるなら中学生のうちに!
最初は面倒がっている塾生も、なぜそれを知ると英語がわかるようになるのかを、何度も何度も繰り返し教えていくと、だんだん納得できていき、自分から率先して品詞的マインドを持つようになっていく。それと文型とを結びつけると鬼に金棒!

昨今、英語の文法は無駄、中高6年間文法を勉強しても全然喋れるようにならないといい、英会話やコミュニケーションが重視される傾向にあります。
でもそれは大きな間違いだと私たちは思います。
英語の文法をいくらやっても喋れるようにならなかったのは、品詞と文型の関係を明確にした文法の授業をしてこなかったからです。
文法を、助動詞、不定詞、関係代名詞、分詞構文・・・というように、それぞれの文法項目を個別に教えて、それがどういうルールで(つまり品詞と文型のルール)でつながっていくのか、どう使えばいいのをきちんと教えてこなかったからだと思うのです。

ネイティブスピーカーの優秀な英会話教師から良く聞くことがあります。それは「日本人は英会話教室に来る前に、英文法をきちんとやってほしい!」と。
本当にその通りです。新しい英文法の教え方こそが、喋れる英語には必要なんだけどなーー。

2018年8月9日木曜日

夏休みは演習漬けになってほしい!

夏休み、今年も恒例の演習がスタートしています(^o^)
毎日午後1時~9時まで、自習室をオープンにして、一人の先生が常駐。
塾生はいつ来てもいつ帰ってもいいけれど、大事なのは、課題を見開き2ページ分やったら、必ずその場で先生にみてもらって、間違ったところはすぐに解説してもらって、やり直すこと。

学校では問題集は宿題に出ても、答え合わせは生徒が自分でやって、それを提出して終わりということが多い。それでは、間違ったということがわかるだけで、なぜ間違ったのか、どうすれば正解を導けるのかがわからないままだ。そんな生徒が本当に多い。
だから夏休みは、「解く⇒答え合わせ⇒解説⇒やり直し」をひたすら繰り返す。
一か月やり続けると、その効果たるや本当にすごいのだけれど、塾生は学校の宿題やクラブ、旅行で忙しい上に、この夏の猛暑でクタクタです!
学校のクラブから戻って、そこから塾に来るのは本当に大変な様子。
でも、ぜひ来てほしい。最初の一時間はゆっくり休憩していてもいいからね!

演習時間、自習室では中一生から高三生までが、それぞれ異なる課題をやっている。
中一生が「めんどくさいー」と言っていると、高一生が「今のうちにやっておいたほうがいいよ」と。するとすかさず高三生が「中一だったらまだ遊んでても大丈夫」と言ったりする。
中学時代さぼっていた高校生が、自分と同じプリントを中学生がやっているのを見て、焦ったりもする。
ご近所から差し入れの朝採りトウモロコシをゆでて、みんなで食べたり。大きな高校生がトウモロコシの粒を一粒一粒つまんで食べているアンバランスな様子に大笑いしたり。
夏の塾はやっぱりいつもとは少し違って、なんだかのんびりと楽しく、そして有意義だ。

2018年7月21日土曜日

いぇーい 夏休みだ!とおもったら。

期末試験が終わり、いよいよ待ちに待った夏休み。
さあ遊ぶぞ!というのはどうやら昔の子供たちの感じ方で、今の中高生はそれどころじゃないみたいです。

聞いてみると、なんと宿題の量が半端ない。数学、英語は分厚い問題集を、社会と理科はレポートで、国語は読書感想文。学校の意図としては、夏休みにだらけてほしくないのでしょう。

それもわからないではないですが、これは裏を返せば子どもたちは自主的には勉強しない、ということでしょうか。ガッツリ宿題を出され、休み明けにはテストだよと脅されて、とりあえずこなす。実になっているかどうかは不明ですが、やらないよりはまし、といることなんですね、きっと。

でも、ウダウダ文句言っても仕方がないので、どうせなら受けて立ってやろうじゃないか、宿題なんて直ぐに終わらせて夏休みしかできないことをやろうぜ!
くらいの心意気で取り組んでくださいね。

そして遊んだり、視野を広げる経験をしたりして楽しく過ごしてくださいね。
Enjoy!!!

2018年1月14日日曜日

お年玉

2018年1月。今年第一回目の授業があった。生徒は男の子と女の子の二人。How much "otoshidama" did you get? と聞いてみた。
二人とも嬉しそうに「これだけもらった!!」と答えるはずだったが。。。

返ってきた答えは二人とも "I don't know. 知らなーい”だった。お年玉の袋の中を見ていないのだ。私の子ども達(今20代)は、お年玉をもらうとすぐに開けて、「~円もらった~!」と大喜びしていたものだ。もちろん私が子どものときもそうだった。
お年玉の中味を見ないなんて本当だろうか。母親と父親に加えて、母方と父方のおじいちゃんおばあちゃんが二人ずつ、合計シックス・ポケットも持っている子ども達も多く、ほしい物があったらそのうちの誰かが買ってくれるという話しも聞く。それにしても、今年の初びっくりのできごとだった。

2016年8月29日月曜日

2016年夏期演習が終了しました

5週間にわたる夏期演習が終了しました。プリント数十枚、数百枚、あるいは英検過去問数年分など、個々の目標に向かって1枚でも多く、1問でも多く解く姿が見られました。演習のはじめには「こんなに沢山できるかな?」と不安げな生徒もいましたが、着々とかなりの量をこなすことができました。プリントを増量した子もいます!

ある高校生は文法復習プリント、次に英検対策プリント、最後に英検過去問へと、ひと夏でステップアップしていきました。お昼過ぎから夕方まで、TOEICのリスニング問題を3回分も解いた生徒もいます。量をこなすことで耳が慣れていったようです。それにしても、45分×3=135分ですから、素晴らしい集中力ですね。

戸外の部活動で、日に日に日焼けしていった中学生もいます。まとまった時間がとれる夏休みを活かし、勉強だけでなく様々な活動を通じて成長していく様子がうかがえました。

8月末となり、暑さもやわらいできました。夜はぐっすり眠って、英気を養い、2学期も頑張りましょう。

2016年8月19日金曜日

2016年の夏期演習

この夏も夏期演習を実施しています。約1ヶ月の夏休みを通して、量をこなすことで学習内容の定着を図ります。

今年は午後1時から9時までに時間帯を変えたところ、部活の後に夕方から来る生徒も出てきました。時には眠い目をこすりつつ、英検などの目標に向かって努力を怠りません。
演習プリントが400枚余りもある生徒は、お昼から夕方までの数時間、黙々とこなしていました。だんだんスピードも上がってきています。類題を繰り返し解くことで、自分で間違いやすい箇所に気が付いたようです。
旅行先にプリントを持っていく子もいれば、毎日30分だけでも時間を作ってくる子もいます。日々の積み重ねが大切ですものね。

ツクツクボウシが夏の終わりを告げる今日この頃、演習もラストスパートです。目標枚数の達成に向けて、もうひとふんばりしましょう。

2016年6月9日木曜日

フォニックスの力

フォニックスという言葉を御存知ですか。
フォニックスPhonics)とは、英語のアルファベットの文字と音の間の規則性を学んで、単語のスペルをみれば、音の組み合わせからその単語が発音できるようになる方法です(もちろん例外も多いので、何でも発音できるようになるということではありません)。

英学塾では、小学校時代に英語をするなら、フォニックスをやるといいなと考え、小学校6年生を対象にヘッドスタートコースとして、フォニックスを丁寧に教えています。

去年フォニックスをヘッドスタートとして6年生で学び、この春から中1生になったK君。フォニックスをまったくやっていない他の中1生とある顕著な違いがでてきたのです。知らない単語でもほぼ発音できるというのが、フォニックスの良さですが、それに加えて、私たちが思いもよらなかったフォニックスの効能があったのです。

フォニックスとは、アルファベット文字を見て、それを音に変えようという方法です。だから、丁寧に単語を見るということを、K君は知らないうちに身につけていました。すると何が起こるかというと、単語の見間違えをしないということです。

実は英単語には似ている単語がたくさんあります。invest, invent, invite,
またdifficult, differentなど、試験の急いでいる時など、子供たちはよく読み間違えます。そしてポカミスをします。けれどもフォニックスをしていると、丁寧にきちんと単語を見るという習慣が知らず知らうのうちについているので、読み間違えをしません。

さらに、きちんと英語を発音しようとする気持ちが無意識に働くので、アクセントやイントネーションも正しく覚えていきます。リスニングでもスピーキングでも、アクセントやイントネーションはとても大事なコミュニケーション要素です。

小学校で必須になる英語の授業。その時にフォニックスをきちんと教えてくれたらと、切に願っています。

「英語」は熱いうちに打とう!英学塾の願いです

鉄は熱いうちに打てという諺にある通り、英語もできるだけ若いうちにうつことが大事です。といっても、幼児期や小学校のうちにということではありません。英語は中学に入ってからで十分。ただ、中学校期にきちんと勉強してほしいと、心から願います。というのも・・・

たくさんの大学受験生を抱えた昨年度は、12月~3月にかけて、怒涛のような日々が過ぎていきました。入試結果に泣いたり笑ったり。でもみんなが、「大学でも頑張ろう!」という前向きな気持ちで、歩を進めてくれたことが、とても嬉しい春となりました。そしてやっぱり今年も思ったことは・・・中学校時代の英語が受験には大きく影響する!ということでした。

忙しいままあっという間に過ぎてしまう中学3年間。大学受験を意識し始めるのは高校1年生の最後、二年生の夏くらいでしょうか。そのときまでに基本的な英語がどれだけ身についているかが勝負の分かれ目です。それさえあれば、受験用の勉強は、高2からでも全然大丈夫。基礎的な英語の文法力、基礎的な語彙力、つまり中学時代の英語力という堅牢な土台が築かれさえしていれば、そこにはしっかりとした建物が建ちます。

大事なことは、中学校時代の平易な単語の時点で、英語の文の構造をしっかりと身につけることです。それがあれば高校になって難解な単語や熟語がでてきても、文の構造に当てはめていくことができ、文章を理解することができます。実はこれは私たちが母国語を覚えていくプロセスと同じです。幼児はみんな簡単な単語しか知りません。けれども、文章の構造はきちんとわかっているので、簡単な単語を組み合わせて、ちゃんとした文章を作りますし、大人の話す文章も理解できます。そして年齢が上がるにつれ、難しい言葉や表現を覚えて、その文章の構造にあてはめていきます。

去年の受験生のなかに、高校2年生になってから、「英語がまったくわからない」という駆け込み入塾生がいました。時間がないなか、中学一年の教科書から、とにかくすべてやり直し。高2の一学期、夏休み、2学期、そして冬、高3になる頃には、かなり力がついていました。無事、大学への進学を果たしたのは、中一からの教科書のやり直しを最後までやり通したからです。

中学生の親御さんからよく英検の相談を受けます。早く受験させたほうが
いいでしょうか、と。英学塾では英検の早期取得はお薦めしていません。きちんと力をつけながら、中学3年春に3級、中学3年冬に準二級、高校2年最後に二級。このペースで高得点で合格する。これが英学塾の目標です。(ただ高校入試の推薦などで準2級が必要な場合は、高3の秋にほどよい点で合格!もありです。)

英語は熱いうちにうつ。そのための手助けをしていきたいと、日々過ごしています。

2015年11月9日月曜日

スピーキングの上達法

世界的に活躍しているジャズトランぺッターのレクチャーを聞きに行きました。もちろん演奏も楽しみでしたが、いろんな話も魅力の一つ。そんななかに、トランペットを学んでいる人へのアドバイスがありました。それが、英学塾がスピーキングの練習に日頃感じていることと同じことだったので、ぜひシェアしたいと思います。

そのトランぺッターが言うには、「ふつう練習時には、まず譜面を見てそれを演奏します。練習だから間違えます。それでまたトライする、また間違えます。何度も何度も間違えて、練習を繰り返して、最後にやっとうまく演奏できるようになります。これがまずいんです。」
何が良くないかというと、「練習時間の大半を、自分の間違った演奏を聴くことに費やしていることになります。その間違った演奏が耳に残り、手の感触に残り、記憶に残ってしまうのです」。
「練習時は、間違って演奏しないように、一音ずつでいいから、ゆっくりと丁寧に音を出す。ゆっくりゆっくりから、少しずつ早く。次第にスピードアップし、最後に必要な速さで、間違えずに演奏する。それがベストです」と。

英会話の学習がなかなか効果に結びつかない理由の一つは、「英会話をすると、学習者はまちがった英語を常に口から発していることになるから、それが反対に身についてしまうから」、という思いが英学塾にはありました。だから英学塾では、英会話をしたい人にも、英語学習者には誰にでも、とにかく音読、シャドーイングを勧めます。

中高生には、毎日音読して、それをメールで塾に送信するように言っています。やる生徒とやらない生徒がいますが、毎日5分でも10分でも、やってくる生徒の力は必ず伸びてきます。

以前、通訳者養成講座で講師をしていたときに、会話練習は一切しませんでした。ひたすら音読とシャドーイングです(日本語さえも音読とシャドーイングをしていました)。英会話の練習はなくても、通訳者はみんな英会話の達人です。

正しい英語を、ひたすら口から発すること。これがスピーキングへの最短距離。でもまさか、それがトランペットの練習でも同じだったなんて。嬉しいレクチャーでのひと時となりました。

大学入試編:AO入試合格STORY

英学塾は「オーダーメイドカリキュラム」を謳っている個別指導塾。
塾生も多様なら、教えている内容も、おそらく他のどの塾よりも多様だと思います。10月にAO入試「合格」を果たしたOさんもそんなケースでした。

入塾はちょうど一年前の高2の秋。大学入試を目指してではなく、専門学校に進学予定だけど、将来海外にも行けるように、少しは英語の基礎をつけておきたいという希望でした。勉強を始めると、本当に中一からまったく英語をしていなかったことがわかりました。ということで、やればやるほど、学校の成績が急上昇。
まずは学校の先生が???、本人も???、そして英学塾でも???。彼女に本当に適した進路は何だろう?

少し大学進学が視野に入ってきたのがこの春。「人を笑顔にするのが大好き」というOさんは、本人も底抜けに明るく、前向きです。
いろんな大学のオープンキャンパスに行き、「行きたい大学がみつかった」「AO入試でチャレンジする!」と夏休み前に宣言しました。夏休みは書類審査で提出する小論文の特訓が高校であったようです。もちろん、英学塾は英語の塾なので、小論文は教えていません。塾では英語を勉強しながらも、話す内容は小論文のことばかり。8月末になって、「小論文ができたー!」と報告を受けました。
「どんなのが書けたの?見せて?」と言って見せてもらったところから、Oさんと塾の挑戦が始まりました。
担任講師が、どうしてもそのできあがった小論文に納得がいかなかったのです。確かにきちんと書けているけれど、Oさんらしさはどこにもないような気がしたのです。この小論文なら、資料を読んで調べれば、Oさんじゃなくても誰にでも書けるよ。あなたらしさは、どこにあるの?
高校の先生にOKをもらったものに、小論文の専門でもない塾講師が「やり直したほうがいい!これじゃ、落ちる!」と断言してしまったものだから、大変です。高校の先生は「そこまで塾の先生が言うなら、塾で面倒みてもらうように」と(当然ですね)。Oさんは、「これじゃ本当にダメなんですか?」と言い続けるも、講師は「だめ!」と言い続け・・・。

そこから、Oさんの頑張りが始まりました。毎日のように塾にやってきて、小論文の課題に対してOさんが本当は何をどう考えたのか、講師と話し合いました。そして書き直し。その書き直したものをたたき台に、また話し合い。これを何度繰り返したことでしょう。「もういやだ」とOさんが何度も言うのを、「受験生はみんな今必死で頑張ってる。大学に行くなら、頑張るしかない!」となだめたりすかしたり。
すでに社会人になっている英学塾OB生に、ここまでやる必要あるのかなと相談したら、「その高校生が、今本当に専門学校ではなく大学に行きたいと思っているなら、それは人生を変える大きなこと。とことんまでやるべきだと思う」と。
私たちも腹をくくり、Oさんも腹をくくり。そして、書類提出前夜に、やっと彼女にしか書けない、彼女自身の小論文が出来上がりました。
そして得た結果が「合格!」。
二次試験の面接はその小論文についてのプレゼンでした。自分自身の考え抜いた内容だから、言うべき内容には迷いがありません。メモを見て言うことができないため、すべてきちんと頭に叩き込み、試験日を迎えました。そして「合格!」。大学入学が決まった瞬間です。
これまで、こんなに必死に取り組んだことはなかったというOさん。
「真剣に取り組めさえすれば、出来るんだ」という自信が、きっとこれからの人生に大きな意味を持つと思います。
大学受験は厳しいけれど、自ら目標を定め、自らの力で道を切り拓いていくという、貴重な体験です。
とことんまで塾生を信じて、応援していこうという気持ちが何よりも大事なのだと、私たちに教えてくれたOさんのAO入試体験でした。
本当におめでとうーーーー!!

2015年9月25日金曜日

大学入試編:やり続けて得られる大学合格!

今年の英学塾には高3生がたくさんいます。
大学の付属高校の学生たちは、すでに大学が求める基準(英検2級、TOEIC450点など)をクリアして、全員が来春の入学を一学期中に早々と決めています。
二学期になり、いよいよ本格的な受験シーズン到来です。
秋はまずは指定校推薦、AO入試などを狙う高校生たちのシーズンです。そのなかで指定校推薦の合格第一号は、中一からずっと英学塾で勉強してきたMちゃんです。
クラブとの両立で苦労し、勉強になかなか身の入らなかった期間、やってもやっても内申が伸びなかった期間など、この6年近い期間には、いろんな時期がありました。でも、高3になってからのこの半年、顔つきが変わりました。勉強に素直に向き合うようになると同時に、成績も伸び、希望大学の指定校推薦をものにしました。
思い出したのがロダンの言葉です。
「石に一滴一滴と喰い込む水の遅い静かな力を待たねばなりません」
6年という期間、なかなか結果は見えなくても、毎週毎週塾に通い続けたこと、やり続けたこと、それが力になったんだね、と先生みんなで話しています。
辛抱強く待ち続けること、歩みを止めないこと、やり続けること、その先にみんなの嬉しいニュースがあるんだと、実り多き秋になるよう、受験期の塾では、祈るような毎日を過ごしています。

2015年9月21日月曜日

「頭がおかしい」 が 「すばらしい」に、 ドイツ語のtoll

今や「やばい」という言葉は、「まずい(いけない)」という意味だけではなく、「すっごくおいしい」「かっこいい」などという意味でも使われているが、ドイツ語にも同じような例があるという。

ドイツ育ちの友人がいうには、昔、近所の子どもが「toll」と言っていたのを聞いて辞書をみたら「頭がおかしい、ばか」と書いてあったという。当時は確かにその意味で使われていたのに、最近では「すばらしい」という意味で使われることが多いようだ。最近の辞書を引いてみると、一番最初にあるのが「すばらしい」で、「頭がおかしい」は後ろのほうに書いてあるとのこと。

ドイツ語と日本語、まったく違う言語のように見えるが、同じような意味の変化を遂げる単語があるのはおもしろい。

2015年7月19日日曜日

ワープロ漢字の校正

今日、短歌の同人誌(月刊)の校正をしているという方に話を聞いた。70代のこの女性は「旧仮名遣い」「新旧漢字」「ワープロ漢字」のチェックができるということでこの仕事を引き受けている。ワープロ漢字のチェックというのは初耳なので、何をしているのか聞いてみた。
すると、本来使いたい字がワープロ変換されず、誤って変換されていないかをチェックするとのこと。その一例として「飛驒高山」があるという。この「驒」は、「飛騨」と変換されることが多く、観光ポスターや観光雑誌などを見ても、「飛騨」とされていることが多い。
うーん、「飛騨」は名前なので本来の漢字を使うべきとはいえど、こんなに使われているなら「いいんじゃない」と思う私は、ちょっと若いということか。

この方は「ら抜き」も気になってしかたがないという。今45才の息子さんは、中学のときに、親に対してはきちんと「らを抜かずに」話し、友達同士では「ら抜き」言葉を使っていたそうだ。このあたりが「ら抜き」の出始めのようである。

言葉は変わっていく:フラットな言い方

今日、弱視の子のために、小学校の国語の教科書を拡大して書くというボランティアをしている方から質問があった。「『さあ、バズセッションをしましょう』と教科書にあるのですが、どういう意味なんでしょう。」
そこで、大辞林その他を参考に、「少人数のグループに分かれて意見を出し合ってから、最後にグループごとに意見を発表して全員で討論することのようですよ」というと、今度は
「この頃はなんでアクセントを置かない『フラット』な言い方がはやっているのでしょう」という。
特に、「クラブ」、「ライン」などが気になるようだ。70前後だと思われるこの方によると、「自分の生まれは佐原(平坦にアクセントを置かずにいう)だが、佐原以外の土地に行くと「さ」にアクセントを置かれるという。自分から遠いものは、前にアクセントが置かれる傾向があるとのことだ。
その方は、現地では「なごや」と割合に平坦に言うのに、現地を離れると「な」にアクセントが置かれる、場所だけではなく、「昭和」時代にはフラットだった「しょうわ」が、この頃は「しょ」にアクセントが置かれているのをよく耳にする、と例を挙げる。ということは、「クラブ」「ライン」は身近なものゆえに、平坦に言われるということになる(もっともこの2つは、前にアクセントがあるときと、フラットに言うときとは違う意味ですが)。
だんだん年を重ねていくと、慣れ親しんだ言葉が違うふうに発音されるのは、気になるものです。



2015年7月12日日曜日

言葉は変わっていく。「該当」の読みは「がいとう」です。

今日、中学生の期末試験(英語)の答え合わせをした。

4択の選択肢のなかに「該当なし」という項目があった。生徒が「かくとうなし」と読んだので「がいとうなし、でしょ」というと、「え? 『かくとう』です」と言いはる。おまけに、「世代の違い」だとも。すぐに辞書を引く子なのに、そうしないところを見ると学校ではこの読みがまかり通っているらしい。

確かに、セミナーなどに出席したときに講師が「該当」を「かくとう」と読むのを何度か聞いたことがある。今のところは「かくとう」では漢字変換されず、大辞林等の辞書の読みも「がいとう」しかない。この読みは間違いのはずだ。

とはいえ、本来の読みが置き去りにされ、慣用読みが定着しているものはいくつもある。輸入(ゆにゅう)、捏造(ねつぞう)、漏洩(ろうえい)、間髪を入れず(かんぱつをいれず)、消耗(しょうもう)、新しい(あたらしい)、独擅場(どくだんじょう)、情緒(じょうちょ)、蛇足(だそく)、固執(こしつ)等々。

「かくとう」と言いきる自信には拍手を送るが、今のところ、「かくとう」という読みは慣用読みには該当しないようだ。それでも、いつかそういう日が来るかもしれない。
「言葉は多数決で決まる」---井上ひさしの言葉が耳に残る。



tryという言葉

最近講師たちの間でよくtryという言葉が話題になります。
学校でtryの意味は「挑戦する」だと習ったと、中学生が言うからです。最初に一人の先生がそう言い始め、その後、いろんな学校の生徒に聞いてみると、みんな「挑戦する」と訳していることに気がつきました。
tryという言葉を、英英辞書でひくと、 「自分のやりたいと思ったことに対して、その実現に役立つと思う行動を、自ら起こすこと」とあります(If you try to do something, you want to do it, and you take action which you hope will help you to do it. (c) HarperCollins Publishers.)。
確かに挑戦ではあるかもしれません。でもちょっと、挑戦レベルが低いなー。「~しようとする」くらいのときが多いかな。

2015年7月11日土曜日

高校生の英語の教科書はすごい!

いろんな高校の学生が学んでいる英学塾では、多くの英語の教科書を目にする機会がある。そしてその内容の素晴らしさに感嘆する。

先日、「万人のためのデザイン」(2015年刊)--過去半世紀にわたる「ユーザー中心設計」の進化、発展を物語るデザインプロジェクトを120点近く掲載した本ーーを読んでいると、それら素晴らしい製品がクーパー・ヒューイット国立デザイン博物館に展示されているという記述があった。

「ん?クーパー・ヒューイット?」なんだか聞いたことがあるぞ、と思い出したのが、高2生の使っているMAINSTREAMという教科書だ。

教科書の”Design for the Other 90%"という章に、社会的課題を解決するのにデザインの力が重要だという話が載っていた。そこでは、途上国で川や井戸から水を運ぶ女性や子どもが首や脊髄に損傷をうけることが多いという問題を解決するために、「Q ドラム」という、引っ張って水を運ぶことのできるドラム缶(プラスチック製)が紹介されていた。そしてそのQドラムが展示されている場所が、クーパー・ヒューイット国立デザイン博物館だと書いてあったのだ。すごい偶然!

さらにその数日後、Elementという教科書を高3生と呼んでいると、gritについて紹介された章があり、Angela Duckworthという、ペンシルバニア大学の心理学者による、「成功する人たちには知性に加えてGRITがある」という研究結果が載っていた。

「ん?グリット?ダックワース?」。思い出した。ちょうど去年、社会人の人達と英語の勉強をしている際に、TEDでDuckworthのプレゼンを聴いたのだ。そしてgritについてみんなで話し合った。このTEDでのプレゼンは2013年4月のもの、それがもう教科書で紹介されている!すごいなーと感心した。(ちなみにgritは目的を定めてやり続ける力のこと。塾生に聞くと、学校の先生はこれを「気骨」と訳されたそうで、うーーん、最近「気骨」って言葉はもうあんまり聞かないねーと話したのでした。)

社会情勢、経済、政治、福祉、環境問題、物語、文化、文学、音楽、絵画、化学、自然、テクノロジー・・・。高校の英語の教科書の内容の多様性には目を見張るものがある。高校生は英語を勉強するのが精いっぱいで、なかなか内容の深い部分までは理解することができないけれど、少しでも余裕があれば、それを糸口に興味を広げていってほしい。(こんな素晴らしい教科書、誰が作っているのでしょう?)

勉強する姿勢

英学塾は個別指導、それも完全な一対一。一人の生徒に一人の先生、いえ先生というよりも担任が、塾生の進捗状況に応じた授業を展開します。だからこそわかるのが、塾生の勉強に対する姿勢がどんどん変わっていく様です。
去年7月に初めて塾にやってきた高校生。英語が大嫌いで、中一からほとんど勉強しないままここまで来てしまった、とかなり深刻な顔つきでした。授業をしても、素直に必死に聞いています。でも、そこまででした。授業を受ける姿勢が受動的です。
ところが一年たった今、英語の力がどんどんついてきているのが、彼の授業への取り組み方からわかります。授業中、鉛筆を握りしめ、わからない言葉や表現が出てくると、すぐにノートに書き出します。「今先生の説明はよくわからなかった」「今の説明は・・・ということですか」と、質問が飛び出します。手を使い、頭を使って、授業を受けているのがわかります。能動的な姿勢に完全に変化しています。辞書も頻繁にひくようになりました。自習に来る回数も増えています。
ここまでくればもう大丈夫です。英語の成績は、というと、まだ希望大学の合格圏には入っていませんが、この姿勢でこの夏休みを過ごせば、どれほどの力がつくでしょう。

英学塾では塾生の勉強への姿勢が変わるかどうか、それを成果の尺度にしています。
もちろんテストの点数や英検の合格、模試での偏差値など、英語力を測る尺度はたくさんあります。でもそれよりももっと確実なのは、受け身な姿勢が能動的な姿勢に変わったかどうかです。
そしてこの尺度は英語だけではなく、あらゆる取組にも通用する、将来にわたって大きな財産になっていくものだと、私たちは思っています。

2015年6月9日火曜日

リスニング強化は子音から

リスニングが苦手という子どもたちがたくさんいます。
日本ではよく rとl、vとb、shとs・・・など、同じような音の違いが聞き取れないと言われ問題になりますが、それよりもはるかに問題なのは、子音の音が聞き取れないことです。
子音といっても母音とくっついている音ではありません。子音だけの音です。
たとえば、今日の授業では、outputという単語が挙がりました。
これは「アウトプット」と日本語でも使われますが、どうも「アウプ」と聞こえるようです。
二つの「t」の音は、子音だけ。「t」の口の形をするだけで、ほとんど息も出さないで次の音に移り、無声に近い音です。

「子音」に強くなるには、英文を目で追いながら英語を聞き、英文通り聞こえない箇所に下線を引くなどして、自分が聞こえない苦手な音が何かを知ることです。
そして、次になぜその音が聞こえないのかを考えてみることです。リエゾンや脱落など、英語の発音には、いろんな音の癖があります。そのなかのどれにあたるのか。
苦手な音がわかれば、ひたすらそれを聞き、自分で言ってみることです。必ず自分で言うことが必要です。その際、outputをアウプと言ってはいけません。あくまでも、「t」の音を発音するための口の形を作り、「t」の音を一瞬出そうとすることが大切です。その一瞬を自分の口で再現すると、outputが正しく聞こえてくるようになります。

一単語ずつやっていくなんて、なんだか、気の遠くなるような話だと思われるかもしれませんが、慣れてくると、どんどん聞こえてくるようになりますから、まずは子音を意識することから始めてみてくださいね。